マンション屋上防水に「トーチ工法」

エリア 神奈川県横浜市
工法 改質アスファルト防水 トーチ工法
施工面積 200㎡
施工期間 約2週間

神奈川県 横浜市で防水工事一式を承る株式会社横浜YKD工業です。

今回は横浜市のマンションに弊社が行った「トーチ工法」を用いた施工事例をご紹介していこうと思います。



工事の前、既存のアスファルト防水の「防水層」の膨れが目立っておりました。
これは躯体の下地にきちんと防水層がくっついていない証拠、空洞ができていることをも意味します。
 
雨漏りは起こしていないようでしたが、防水層には亀裂も確認することができました。
事前に雨漏りを食い止めるべく、早急な改修工事を行う必要があります。


屋上の防水にも種類がありますが今回採用したのは「改質アスファルト防水」です。

簡単には「屋根の防水シート」を専用の「アスファルト」で貼り付けていく防水工事と捉えていただいて構いません。
 
改質アスファルト防水は、その建物の状況や条件によって”貼り付ける手段”をその都度変えていかなければならないことに特徴があります。
 
今回採用したトーチ工法の「トーチ」とは「トーチバーナー」と呼ばれるガスバーナーのこと。
アスファルトをバーナーで炙りながら防水シートを貼り付けて行く工法です。
施工の流れは、膨れを切開、トーチバーナーで炙り、もとに戻して行く手順をとります。



トーチ工法は作業に大掛かりな設備を必要としないことが大きな長所ですが、炙りが十分でない場合早期劣化や雨漏りなどの不具合を起こすこともあるので経験や実績がモノをいいます。どの防水屋でも満足なクオリティが約束されないことも特徴のひとつです。
 
もちろん火器厳禁の現場であればトーチ工法は採用されませんし、複雑な構造の屋上にも不向きであるデメリットを持ちます。
今回の現場は、既存の防水層を活かした上で新たな層を敷くことができると判断できたため採用されました。
 
しかし、たとえばこの改修工事が3回目以降であるなら……工期も伸び、廃棄処分が必要になるためコストも高くなってしまいます。
建物の状況並びに条件によっても防水工事が変わると申したのはそういった理由からです。



職人の腕はあたり前、防水屋に求められているのは、適切な防水工事とアプローチ方法を現場ごとに判断する能力です。
弊社は予算も鑑みた上、お客様に一番適切な防水工事をご提案します。
 
定期メンテナンスや雨漏りを起こしてしまった緊急事態、いずれにしても弊社にお任せください。
お気軽にご相談していただければと思います。