防水屋は儲かる!横浜の防水屋社長が答える、「なぜ独立したのか」
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中学卒業後に防水屋へ。儲かるかなんて考えもしなかったあの頃
中学卒業後、初めて職に就いたのが防水屋でした。
専務取締役の田﨑の親御さんが商売をしていて、そこに来ているお客さんが新人を探していて紹介されたことがきっかけです。
ただ若いことと元気がありそうということだけで採用され、私自身も防水屋が何なのかよく分からずに社会人としての一歩を踏み出しました。
今は「建設業とか土木業とかは、若くして儲けることができる」と言われていますが、その頃の日当は、決して儲かるとは言えない金額でした。
ただ、当時はまだ子どもで、何も知らないままいきなり防水屋の職人になって、目の前にある仕事をこなす日々だったので、儲かるとか儲からないとかはあまり考えていませんでしたね。
18歳になって2年ほど土木業に就きましたが何となく肌に合わず、家庭を持ったことと重なり、この先、どうやって生計を立てて行こうかと考えた末に、元いた防水屋に戻れることになりました。
そうやって話すと、防水屋にこだわっていたかのようにドラマチックに聞こえるかもしれませんが、当時の私は、面接を受けて新しいことにチャレンジしていこうというよりは、自分がよく知っているテリトリーの中で生きていきたいという気持ちの方が強かったですね。
数年後に防水屋で独立するなんて、思ってもみなかったです。
挑戦を重ねたからこそついた自信、そして防水屋として独立
社会人として初めて仕事に就いた防水屋に戻った1年後、その会社の親会社から引き抜きの声がかかりました。
当時は、なぜ私を選んでくれたのかは分かりませんでしたが、今になって振り返ってみると、1を聞いて10を理解できたり、少し先の工程を先読みして準備したりと、仲間と比べて要領は良かったなと思います。
その会社では技術職を離れ、営業と施工管理という新しい仕事に挑戦しました。
自分の足で仕事を取り、その仕事を進めるために職人や工程を管理するという役割は私の性に合っていたようで、毎日が順調に運んでいました。
以前、一緒に仕事をしてきた仲間を呼び、彼らのモチベーションを上げるにはどうしたらいいか等と奮闘しましたが、まだ若かった私は、会社と考えが合わず悩み…、23歳の時に、一念発起して個人事業主として独立しました。
仕事をどうやって取るのかといった仕組みは分かっていましたが、それを独立して1人でこなすことは新しい挑戦になりました。
最初に就いたのは船の床材を撤去して貼り直す仕事で、数か月後、田﨑と冨山と共に3人で仕事を始めました。
その後、元の防水屋の仕事とも並行し、最終的に防水屋1本にしたのは3~4年後の27歳の頃でした。
儲かる防水屋「横浜YKD工業」における、利益の作り方
儲かると言っても、売上高だけを追うのではなく利益を生み出さなければなりません。
他の業種も同じだと思いますが、防水屋として利益を出すには、徹底した技術の習得が必要です。
例えば、材料を無駄にしない等は、技術があるからこそ気を配れることだと思います。
防水屋の仕事は、ただ仕事をこなしているだけでは儲からないので、会社として仲間を増やしていきたいと考えています。
防水屋として独立してみて実感したことは、やはり1人でやるには限界があるということです。
既に技術を持った職人の中途採用や、未経験者の採用をしながら仲間を増やすことが、結果として利益に繋がります。
1人もしくは少人数で仕事をすると常用(1人工で収入を得るスタイル)となり、必然的に儲けが少ないばかりか、職人も育ちません。
せっかく独立して防水屋を営むのであれば、大きな利益を生んで会社にも、日頃頑張ってくれている職人にも貢献したいですね。
横浜YKD工業は、案件を丸ごと引き受ける請負工事の獲得を中心に仕事をしています。頑張った分だけ利益に還元される方が張り合いが出ます。
防水屋の職人としての、先を読むという技術とは
防水屋の仕事は、特筆して利益率が高いと言い切れない場合が多いので、基本的なことですが、少ない労力と無駄なコストを費やさないことが鍵になります。
工法は色々ありますが、例えば、シート防水の場合は、シートを裁断していく際にいかにして無駄が出ないよう工夫して裁断するかが大切です。
何箇所も寸法して墨出しをして裁断するのですが、慣れていないと無駄にしてしまうんですよね。
塗り物防水の場合は、主剤と硬化剤を混ぜる際に、計算式を覚えて割り出すのですが、これも慣れていないとネタをキロ単位で多く作ってしまうなんてこともよくあります。
大切なことは、しっかりと技術を身に着け、そして経験を重ねることで、先を読める職人になるということです。
もう1つ、防水屋が施工管理をする上で大事なことは天候です。
こればかりは人間にはコントロールできないので難しいのですが、常に天気予報をチェックして、いつまでにどこまでを進めていなければならないかを考えることが重要です。
天気の急変もしっかりと考慮して、これも先を読んで管理することに繋がりますね。
儲かる防水屋とそうでない防水屋を見極める方法
先ほども少し話しましたが、仕事を丸ごと請けている会社(請負工事)の方が、利益を作り出している可能性は高いと言えます。
これから防水業の世界へ飛び込もうとしている人や、防水屋として独立を考え取引先を探している人は、現場をまるごと請けてそこの現場でいかに利益を残せるかを取り組んでいる会社を選んだ方が良いと思います。
防水屋に戻ってきて独立していこうと思ったのは、初めて職に就いたのが防水業だったからですが、おかげさまで業績は安定しています。
造船の床工事の際は常用(=1人工で利益を得る)で仕事をしていたところを、防水屋1本に切り替えた際に、案件を丸ごと引き受けるようにしました(=請負工事)。
常用のときは、言葉は悪いですが「行けばお金になる」という感覚だったんですよね。でも、会社という組織を立ち上げたいなら、その感覚でやっていては立ちどころにうまく進まなくなります。
ひと昔前まで、我々のような職人は日給制度がほとんどで、特に雨の多い梅雨時や、台風シーズンは安定した収入を得られない風潮がありました。
今は、月給で固定給を支払ったり、社会保険に加入できたりする会社も増えてきましたが、会社選びの判断を誤ると、固定給や社会保険はもちろん、昇給などもスムーズには進まない事態に陥ってしまいます。
横浜YKD工業は、給与は月給制で、社会保険加入、そして、ボーナスも支給しています。
これは、我々が請負工事にこだわって、徹底して利益の積み上げに注力している結果と胸を張って言えることの1つです。
横浜YKD工業の魅力を、余すことなくお話します
横浜YKD工業は、内装工事の仕事も請負工事として獲得し、順調に利益を伸ばしています。今後も、新しい領域にもどんどんチャレンジし手掛けられる工事の幅を広げていきたいと考えています。
内装工事にも通じる内容ですが、取引先は増えてきていて、今、25社くらいです。
この業界は、職人さんが困った時には、ディーラーさんと言って材料の問屋さんを頼るという慣習があるのですが、ディーラーさんが弊社の名前を挙げてくださるので、非常に有り難いですね。
これからも1つ1つ良い仕事を重ねていき、防水業界で名を馳せていきたいと思います。
私たちは、新たな仲間を待っています
成長途中の会社なので、新しい領域にもどんどん挑戦をしていきます。
未経験の方には、もちろん防水についての技術をしっかりと身に着けていただくことが最優先です。
経験のお持ちの方には、後輩の育成をはじめ、仕事を取ってくる営業や、施工管理などステップアップすることに前向きに取り組んでいただきたいです。
会社の雰囲気としては、社員同士の年齢も近く距離も近いです。また、協力会社さんにはやる気のある若い職人さんが大勢いて、その人達も頑張ってくれています。
そういった方々とも協力し合いながら円滑に仕事を進められる方に仲間になっていただきたいです。
遠方からチャレンジしたいという人にも、面談の上、家を社宅として借り上げることも検討しようと考えています。
首都圏と地方とでは、1件あたりの請負金額は大きく違いますし、それに伴い、賃金にも差があります。
社員全員が社会保険に加入できますし、一級防水施工技能士をはじめとした防水工事に関わる資格取得費用を全額会社で負担しています。
防水業での経験のある方、これから防水業に挑戦してみようと思う方、ご応募をお待ちしております。