マンション屋上防水に「常温複層工法」
エリア | 神奈川県 川崎市 |
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工法 | 改質アスファルト防水 常温複層工法 |
施工面積 | 300㎡ |
施工期間 | 2週間 |
神奈川県 横浜市で防水工事一式を承る株式会社横浜YKD工業です。
本日は神奈川県は川崎市のマンションの屋上に弊社が施工した「常温複層工法」の施工事例をご紹介したいと思います。
今回の現場は最後に防水工事が施されてから10年が経過しておりました。
現地調査で確認できたことは、既存の防水層に亀裂が入っていたこと、そして防水層の表面が”膨れ”を起こしていたことです。
膨れは、防水層と下地の間に入り込んだ水分(雨)が日光の熱で蒸発して起こります。
決して施工不良というわけではなく、適切な防水工事でも長い年月を経ることで膨れは劣化の症状として現れます。
屋上防水の改修工事をするひとつの目安として覚えておいて損はないでしょう。
さて、表面が膨れていることはすなわち、そのふくらみを起こしている箇所の防水層が下地にくっついていないことを意味します。
膨れは伸縮を繰り返すために、放置しておくと亀裂が深くなったり”割れ”を起こしてしまいます。
防水層が割れてしまえば、その患部を中心に雨漏りを引き起こすことは想像に難くないはず。そればかりか、建物の躯体自体にひび割れを起こしてしまう事態を引き起こすケースもあるので改修工事が必要となります。
今回採用した、常温複層工法(複合工法)とは防水工事の”手順(工法)”のひとつを指すことば。
少し細かくご説明させていただくと「アスファルト」で「防水シート」を貼り付けて行く「改質アスファルト防水」は、その接着のさせ方を、建物の置かれた条件や劣化の状態ごとに適切な手段を選ぶ必要があるのです。
2020年現在、たとえばガスバーナーでアスファルトを炙る「トーチ工法」なども主流になってきましたが場所を選びます。
火器厳禁である屋上や複雑な形状にも対応できる工法として選ばれることが多い複合工法は作業中の中毒や、火災を起こす原因もありません。
また、火を使わないために煙やCO2を排出する心配がないことも利点でしょう。
どんな現場にも同じ手法で防水工事を行う防水屋も業界には存在しますが……
これからの防水屋に求められているのは、現場ごとに適切な工法をご提案できる臨機応変な対応力だと弊社は考えています。
お客様の予算も鑑みた上、お客様に一番適切な防水工事をご提案しますので、定期メンテナンスや雨漏りの有事には弊社にお話をお持ちよせしていただければと思います。